実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

その分子はできてるの?  

大学では、様々な化学分野を研究しています。セラミックス、生物化学、薬やプラスチック、エネルギーの利用などです(たくさん有ります)。高校の化学で習うように、目に見えない分子を取り扱い、化学反応をかける場合もたくさんあります。

思ったような分子を作れたか確かめるには? 薬やプラスチックなどを扱うときは、核磁気共鳴という装置を用います。大学ならではの装置です。エイヤっと、作った分子を装置に入れて待つこと5分。装置のモニターに、下のような線図(スペクトル)が観測されます。うまくいきました。うまく出来てます(ということが分かります。見る人が見れば)

最初は何のことかわからなくても、慣れるとだんだん分かるようになります。応用化学科の2年生の化学実験でも、このスペクトルの測り方や見方を学習していきます。大学だと、自分で作った分子が出来ているか分かるようになるんですね。