実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

中高大連携事業「中津川の水質分析と環境調査」開催!

ゲリラ的な雷雨あるかも?で開催が危ぶまれましたが、天気もなんとか持ちこたえ、愛川高校・愛川地区中学校(愛川中学校、愛川中原中学校、愛川東中学校)・本校応用化学科の連携実験が、昨日(8月21日)に無事開催されました。この連携実験は、毎年、夏に開催されていおり、高校生、中学生、大学生が一緒になって実験をしています。内容は中津川の河川水の「きれいさ」を水棲生物と化学物質の両面から判断していく体験重視の講義となっています。先週の台風の影響により宮ヶ瀬ダムが放流中とあって、水量がいつもより若干多く、また例年に比べて濁りがあるな〜と感じられました。参加している生徒さんたちも、濁っていて「なんか汚れているな」とか「泳げるくらいにはきれい」などさまざまな感想を最初は抱いたいましたが、生物学的、化学的な分析をすることで「客観的なきれいさの判断(根拠)」を得ることができるようになったと思っています。経年変化もさほど大きくありませんが、環境の変化は突然生じることが常ですので、今後も河川環境の変化に注視が必要です。今回の体験が身近な河川の状況を把握する良いきっかけになってくれればと思います。

    河川実習(左)と室内での分析作業(右)