バイオ系は就職が不利?


と一般に言われます。いっぽう、化学の知識と技術は「ものづくり」をする製造業で幅広く求められています。応用化学生物学科では「化学をベースに生命現象を学ぶ」ため、化学系学部と同じように幅広い分野の製造業を目指せます。

化学や生物を学んだことが幅広い分野で役立つことを、それぞれの業種での活用例を紹介したいと思います。

これらはほんの一例です。応用化学生物学科の前身となる、応用化学科・応用バイオ科学科の卒業生も様々な分野の技術系の仕事に携わっています。

「バイオものづくり」の加速

アメリカが2022年に発表した大統領令では、バイオものづくりが今後10年以内に世界の製造業の3分の1を置き換え、その市場規模が約30兆ドル(約4000兆円)に達すると分析しています。「カーボンニュートラル」が特に強く求められるようになった今、脱炭素のためにバイオ技術は欠かせないものとなってきています。バイオものづくりは脱炭素だけでなく化学素材、燃料、医薬品、動物繊維、食品などあらゆる分野で利用される技術を指すため、応用化学生物学科で化学と生物を学ぶことで、将来「バイオものづくり」で活躍できるようになるでしょう。