実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

高崎経済附属高等学校で実験講義

こんにちは、高村です。

毎年度、高校での講義を行う機会がありますが、今年度は「化学とSDGs』という題目での高校での講義を3つほど行いました。

7月15日の舞岡高等学校、10月4日の秦野総合高等学校、11月28日の横浜市立東高等学校といずれもSDGsに化学がどのように貢献しているのか?プラスチックゴミの環境汚染を交えながら紹介してきました。

12月15日には高崎経済附属高等学校での実験講義でした。実は昨年度、一昨年度とオンラインでの実験講義を行っていました。そのため、参加している生徒たちの反応がいまいち伝わりづらいな・・と言う感覚でしたが、今年は晴れて実地での開催が可能ということで、高崎まで出向いていきました。高崎駅ではダルマが迎えてくれます。

これまでのSDGsに関する講義とは異なり、高崎経済附属高等学校では水質にかかる分析実験を行いました。どのような水生生物が川に生息しているのか?またいろいろなイオンを化学分析することでどのような事がわかるのかを学びました。様々なミネラルウォーターについても合わせて実験を行いました。

高崎経附高のそばには井野川が流れており、ちょっと早くに行って、水生生物を採取してみました。12月の水の冷たい時期でしたがシロタニガワカゲロウ、ミズムシ、ヒゲナガカワトビケラ、ナミウズムシなどが採取できました。やや汚染の進んでいる河川であることがわかります。

化学分析ではパックテストを用いた簡易分析を中心に進めました。きれいな水、汚れた水ではどのようなイオンの濃度が高くなるのか理解が深まったのではないでしょうか。合わせると110分という授業時間でしたが、楽しんで実験ができたと思います