実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

高大連携講座「生物多様性と化学からみた環境(基礎)」開催しました

高大連携講座は基礎編と応用編があって、基礎編では生物多様性と化学分析を尺度として河川環境を評価することを目的としています。いくつかの河川を分析することが望ましいのですが、いつもの中津川で例によってフィールドワーク!です。この講座は先のサマースクールと並行して開催されました。(サマースクールはこちら→サマースクール第2弾

より定量的に化学分析をおこなうため、多少の技術が必要でになります。講座では簡易吸光度計を用いて、リン酸イオン、硝酸イオンなどを分析しました。また生物も環境省の日本版スコア法に従い、分類を行い点数化しました。この結果、河川環境はかんばしくない結果であることがわかってきました。生物種が少なく(多様度が低い)汚染に耐えられない種は他所に移動している可能性が出てきました。

応用編では遺伝子からみた多様性を更に検討していきます。今回参加した生徒さん達も初めての分析作業だったと思いますが、おおきな失敗もなく手際よくこなしてくれました。いろいろな技術を身に着けてもらったと思っています。学んだことを今後の活動に活かしてもらえると嬉しいですね。似たような写真ばかりですが、貼り付けます!