実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

海外化学研修(の視察)に行ってきました

高村です。シアトルに行ってきました。何もこの時期に?とお思いになるかと思いますが、学生の海外研修(半年と1ヶ月)の視察も兼ねて、12月から予定していましたので、行ってきました。ハンガリーやインドネシアでは他大学の同様の研修等で隔離されていることもあるので、ある意味、ただたんにラッキーだっただけなのかもしれませんし、またアメリカで良かったのかもしれません。特別専攻コースの学生(詳細は学科紹介を御覧ください)は香港留学も可能ではあったのですが、今回は皆アメリカ・シアトルでした。ちょっとそれますが、香港の知り合いも割と元気というかんじでラインでやり取りしています。で、現地の罹患状況はわかりませんが、大学とかは閉鎖されているようです。

さて、アメリカ・・入国審査にいい思い出がないので、いつも入国後に「イヤ〜な気持ち」になるのですが、歳を取ると恥もかき捨て度がアップするので、どうでもいいや的な感じで(言語が通じないのが)、入国しました。2年前は話している言語が英語と認められない始末でしたが、今回は大丈夫でした(笑)

シアトル・タコマ空港から街へ行く駅から 道がずーっと真っ直ぐでアメリカ〜って感じです

留学している学生は1年生、2年生、3年生の合計6名です。そのうち3年生の1名が半年留学中です。1ヶ月留学組は化学実験の英語での講義です。アゾ色素による染色やナフチルエチレンジアミンによる硝酸イオンの分析などです。(2年生以上はすでに本学で経験済みですが、覚えているのかな・・?)

ナフチルエチレンジアミン法による硝酸イオンの分析、きれいに検量線が引けました

あ、留学先はサウスシアトルカレッジです。ワイン作ってる学科もあるらしいです(おみやげにワインもらいました)。サウスシアトルカレッジは街の中心地(ダウンタウン)からバスで30分くらいです。高台にあっていいところです。

サウスシアトルカレッジ構内です
向こうに見えるのが化学実験や化学の講義を行う棟、オリンピック棟です

学内にある時計塔・時間あってません

これは図書館、近代的な建物が多いです
時間が少しあったので学生とダウンタウン行ってきました。たそがれる風景、見えないですね(笑)

実験は5人で、時にはグループになって進行します。途中で手順を間違えると全く時間が足りなくなります。国内での実験と違って、スケールが小さいです。廃棄量を少なくする工夫でしょうか、参考になります。

英語でやり取りしてます

実験は小スケール

実験前のやる気満々?な様子

真剣に取り組んでます

何やらミスって相談中

半年留学の1名は現地の学生と一緒に化学の講義の授業でした。化学の基礎の180分授業でしたが、メリハリの聞いた刺激的な講義で、こちらも、聴講させていただいて良い経験になりました。

特別専攻コースの生物の授業です。化学の学生も受講します

大学を一つだけでなく、いくつかを経験でき、また異文化も経験できる留学はおそらく、会社に入ってからではなかなかできない経験ではないでしょうか?良い経験になったのではと思います。1ヶ月組は本日、帰国です。4月からまた違った雰囲気になっているかもしれませんね。

はい、私は、帰りの空港へ向かう列車で降車駅を間違えて、一瞬???となりました、そしてレンタルしていたWIFIの返却忘れました・・(笑)。

シアトルの夕暮れ、また見れるといいですね。

おまけ

人形の看板のお店は学生がおすすめのコーヒー屋さん、美味しかったですよ。行く機会があれば是非