実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

愛川高校との連携実験を開催しました。

今年の夏はコロナウィルス蔓延による自粛でいろいろなイベントが中止となりました。愛川高校との連携実験も夏に予定していましたが、すべからく延期となっていました。

10月、11月と日程調整などをおこない、ようやく12月12日に開催できました。愛川高校の生徒、愛川地区の3つの中学校の生徒約40名の参加による「中津川の環境水調査」になります。2010年から始めて今年で12回目の開催となりました。愛川地区を流れる中津川の環境を生物と化学物質の両方から中津川の環境を評価しようという試みです。昨年度は同じような状況でも9月に実施できたので、12月開催は始めてです。

当日は9時過ぎに大学にバスで到着。事前に中津川で採取した水生昆虫の分類と同定からはじめます。後半戦はパックテストを用いた化学分析で、こちらも事前採取した河川水をフィルターで濾過したものを用いました。2時間という短い時間でしたが、簡単な化学分析、生物分析から河川の様子がわかることを体験してもらいました。

さて、事前の河川採取は大学生達に協力してもらいました。普段は夏に多く採取しているので、採取を行った11月に、どの程度のものが採取できるのか、ちょっと良くわかりません。実際に取れた水生昆虫の採取の様子は以下からご覧ください。