実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

今年度の「卒業研究体験実習」はいつもと違う

応用化学科では、他大学化学科にはない特徴的な科目がいくつかありますが、その一つに1年生前期に配当される「卒業研究体験実習」があります。
入学直後にもかかわらず卒業研究を「体験」できる科目で、化学に対する興味を深め、研究を通じた今後の学びの重要性を実体験することができます。
これまでは各研究室にある分析機器などを活用し実際に行われている卒業研究の一部を実施したり、卒業研究の流れを踏まえた独自の研究が行われていましたが、昨年度は、一部にデザインフォーチェンジ(DFC)の取り組みを取り入れました。

今年度はDFCの概念に基づいて学生自らがテーマを定め研究を行っています。DFCは身近な解決したいことをチャレンジしていく、インド発の教育方法ですが、このDFCは「Feel」「 Imagine」「 Do」 「Share」の4つのプロセスを基本としています。「解決したいこと(Feel)」「解決できたらどんな世界になるか(Imagine)」「解決するための実験(Do)」「取り組みの公開・発表(Share)」の4つのプロセスは研究を始める動機やきっかけによく似ています。

また卒研指導員の指示ではなく、自主的に取り組むことで自ら率先して行う力も育成していきます。これから発表会が行われますが、どのような成果が出るのか楽しみです。

消しゴムやプラスチック製定規を溶かしている???

何やらろ過をしているようです