実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

今年のノーベル化学賞

来ましたね、リチウムイオン電池。もうこの電池なしでは生活が成り立たないのでは、というくらい身近なものになりました。でも30年前は、そんな電池は身の回りにはなかったような。電池は、その内部で化学反応が起こっているため、小さな化学反応製品とでも言えるでしょうか?屋井電池から始まり(検索してみてね)日本では電池の研究が盛んですね。

今回、受賞された吉野彰先生はファラデー著の「ろうそくの科学」という本を読んで化学の面白さを知ったとか。ファラデーはイギリスの化学者で、クリスマスにはみんなを集めて、科学ショーをおこなったとか、今で言う「サイエンスコミュニケーション」(科学を一般の人にわかりやすく伝える会)の始まりで、とても人気があったそうです。「ろうそくの化学」もそんな一般向け講義(サイエンスコミュニケーション)の一部だそうですね。

「ろうそくの科学」は私もなぜだか2冊持ってます。一冊は車の中にあります。べつに好きというわけではなく(笑)、ただ持ってるだけなのですが・・。そうして、私も電池つながりで「レモン電池」を如何に楽しく伝えるかを毎年、改良しながら小学生向けに実験教室を行っています。

応用化学科でも、エコな電池の研究をやっている研究室があります。興味のある方はぜひ、遊びに来てください。