実践から化学を学ぶことを通して“自ら考え、自ら実践できる人材”を育成します

パワー炸裂!Hope pageant 世界大会で準グランプリを獲得しました。

教育講師の長尾です。今年もあとわずかですね。

ご報告です。12月17日(土)に南アフリカのケープタウンで開催された、女性による社会貢献がメインの コンテスト”Hope journey pageant”でeliet部門 準グランプリをいただきました。正式タイトルはMs.Hope Elite International 2023 1st Princess (=runner up)です。

Hopeの国内専攻に応募したきっかけは、今年7月 にケープタウン大学で2年遅れで開催されたIUPAC(国際純正応用化学連合)の化学教育の会議にコロナ禍のためにエントリーできなかったこと。国際会議だと同業者にしか教育への想いは伝えられないけれど野外ステージで観覧無料のコンテストならケープタウンの人たちが 聴いてくれる、観てくれる、応援してくれる と思ったからでした。世界大会への不安はありましたが、いままでの教育活動でpanpacific 代表として最終選考にのこることができました。それからは、Hopeから要求されるプラットフォーム(活動の拠点となるもの。ミッション。)シート、PRビデオ、審査員へのプレゼン用のパワーポイントや活動の写真など、仕事と並行して進めていきました。ミッションは、応用化学科での教育活動のマイクロプラスチックと遠隔教育にしました。

ワールドカップで熱狂中のドーハ乗り継ぎ45分!ロストバゲージのリスクに備えて着物とイブニングドレスは2セット、いつものバックパッカーとは真逆の大荷物でようやくケープタウンへ到着。

それからは、朝8時過ぎからのリハーサルや面接審査のために夜中に起きて荷物整理やメイクの日々。Beauty pageant には管理能力も問われます。おかげで、Operational skill award もいただきました。喜望峰やテーブルマウンテン、ワイナリーなどの観光は皆無でした。(笑)

それでも、ウオーターフロントのクルーズ、はとバスケープタウンバージョンにのって観光ツアーはできました。町並みは、オークランドに似ていて、fish&chips @海の家?も楽しめました。

一番嬉しかったし、切なかったのは、身寄りの無いお子さんたちのケアハウスに行けたことです。千代紙をたくさん持っていって鶴を折ってあげたり、”勉強すれば大統領にだってなれる”と励ましてあげられたことでした。ひたすら鶴を折りました。すべての子供たちに平等に未来への希望を与えてあげたい。

本番でpanpacific代表としてブルーの訪問着を着てリトルマーメイドの旗を持ちました。”地球を守ろう!みんなに教育の機会を届けよう!”リケジョパワー炸裂!です。ジャパニーズキモノ大好評。

ドレスは帆船が帆を張るイメージで選びました。ヘアメイクも全て自分。”自分軸”も炸裂!結果は少し悔しい2位でした。ただ、教員として全力出し切りの結果で、出張扱いにしていただいた大学の皆様に感謝しています。

ケープタウンは遠いですがウオーターフロントにはアジア系の人達はほとんど見かけないので、その分”自分が自分らしくいられる場所”だと感じました。ハンバーガー、ピザ、チップス、アイスがやたらと大きくて、さすがに最終日にはカリフォルニアロール(ネタはサーモンとツナぐらいしかウォーターフロントにはありませんでした)を食べました。

コロナ禍で各国から本選に臨めずズームで審査をうける方々もいました。朝はみんなでハグの”濃厚接触”ですっかり仲良くなりました。PRビデオを制作してくださったのは、応用化学科の学科紹介VTR制作でお世話になっている”空想喫茶トラノコク”さんです。学科ロゴもスポンサーロゴとして使用できたので南アの遠隔教育機関がメインスポンサーになっているHopeではインパクト大でした。こちらも感謝です。化粧品会社複数からもたくさんお土産をいただき、さすがアフリカ!スケールの違い?を感じたpeagantでした。内面外面ともに美の基準は様々です。でも、メイクって自分を変えるパワーになります。自分も含めてみんなを幸せにできる。再発見した出張でした。